
歯車みたいな思考は止まれず
数字の影だけ 背中で鳴る
けれど湯気は 境目をほどき
名前のない優しさへ 路地をつくる
breathe in, let go
reset, reboot
胸の奥で 灯りが微笑む
breathe in, let go
reset, reboot
声にならない「ありがとう」が降る
これは競うための呼吸じゃなく
戻る練習 ただの往復
“正しさ”よりも 温度を撫でて
列の揺らぎに 拍を合わせる
指先はまだ レベルの幻を探すけれど
今日だけは 保存も更新もしない
漂う香りが 地図を塗り替え
目盛りは海へ 静かに溶けていく
breathe in, let go
reset, reboot
胸の奥で 灯りが微笑む
breathe in, let go
reset, reboot
湯気の向こうで 世界が軽くなる